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- 猫伝染性腹膜炎(FIP)治療をしています。モルヌピラビルでの臨床試験受付中。FIP症例 2023.6.3 172症例治療しています。
猫伝染性腹膜炎(FIP)治療をしています。モルヌピラビルでの臨床試験受付中。FIP症例 2023.6.3 172症例治療しています。
不治の病といわれ、致死率ほぼ100%とされている猫コロナウイルスによる感染症である猫伝染性腹膜炎(FIP Feline Infectious Peritonitis)ですが、
最近では完治(寛解)を見込める薬剤(新薬 GS441524、レムデシビルRemdesivir、モルヌピラビルMolnupiravir)が出て来ました。
当院でも今までは対処療法(ステロイド、シクロスポリン、イトラコナゾール、イベルメクチン、クロロキン、インターフェロン、カモスタット等)のみでしたが、
期待する効果は得られませんでした。
そこで、治療薬・新薬(レムデシビル注射、GS441524注射薬、GS441524錠剤、モルヌピラビル)を入手しました。
Mutian(ムティアン)、Xraphconn、CFN、メロンX、Spark&Aura、CURE FIPではありません。
治療費が上記の薬剤の1/10~1/2程度になります。
レムデシビル注射、GS441524注射薬は神経症状、重度貧血、黄疸が出ているような重症な子へ即効性を期待して使用したり、経口投与が難しい子にも確実に投与ができます。
効果は実際に確認しております。(数日で劇的に改善傾向が認められます)
治療費の問題で治療を諦めていた方は一度受診してみてください。
FIPは治る病気です。
治療を希望の方は必ず電話連絡をし、予約の上、受診してください。
(薬剤は現時点では充分確保してありますが、輸入薬なのでいつ手に入らなくなるかわかりません。そのためFIP治療に関しては初診は完全予約制としております)
FIP診療は診察制限しているので、ネット予約画面では電話連絡があった後に予約枠をあけます。
連絡なしでは予約できない様になっていますので必ず電話連絡をしてください。
一度受診しないと薬の処方はできません。(薬のみ処方してほしいという方が多数いますが、法律上それはできません。)
他院での検査結果だけでは確定できていないことが多く、当院のFIP受診の1割位の症例はFIPではない異なる病気であることがあります。
したがって、追加検査や投薬指導などで時間がかかりますので、時間と費用は余裕を持ってご来院ください。
他院での検査結果や投薬している薬等があれば持参してください。
予約なしの場合当日は受診できません。
電話、メールでの御質問は一切受け付けておりません。(薬の内容、費用、他院での治療についてなど問い合わせが多く、通常診療業務に支障をきたすため)
まずは予約をし、受診をしてください。
こう書いていますが、電話で執拗に質問される方がおり、診療業務に支障が出ています。
ここに書いてあること以外は受診をしないとお話できませんので、場合によっては一方的に電話を切らせていただきます。
御了承ください。
費用や改善するかなどの質問が多いのですが、その子の状態、体重によりかなり変わりますので一概に言えません。
モルヌピラビルでは臨床試験として治療薬費用の負担を軽減します。(薬剤費用通常の半額)
(参考) 一般的なFIPの3kgの猫ちゃんで84日間で薬剤費用
(モルヌピラビル)13万〜
(GS441524錠)33万6千円〜
+検査費用、併用薬など
受診時に詳しくお話をします。
その他、初診料、診察料、検査費用、併用薬などは規定の料金がかかります。
レムデシビル注射、新薬のGS441524注射、GS441524錠剤は別価格。
1例(ドライタイプ)経過良好。一般状態、血液検査結果も良化。2例目(ドライタイプ)経過良好だが、飼い主様の意向によりムティアンに変更したいとのことで終了、3例目(ウェットタイプ)は経過良好、4例目(混合タイプ)若干良化。5例目(混合タイプ)、6例目(ドライタイプ)治療開始。以降の症例も治療中。84日を経過し寛解を迎えている子も増えてきました。寛解後6ヶ月以上再発なしの症例も多数います。
さらに症例数を増やしたいため、モルヌピラビル(粉)での臨床試験は現在、2例受け付けております。(2023.6.3)
モルヌピラビル使用の症例も増えて来て、効果が認められています。
GS441524に比べて、用量や使用の仕方にコツがいるので、もう少し症例数を増やしたいと思います。
投与プロトコールは応相談(注射薬をして改善してから内服に切り替え、新薬からモルヌピラビルに切り替え、モルヌピラビルから新薬に切り替え等、猫ちゃんの状況、飼い主様の希望に合わせて臨機応変に対応します)
臨床試験後は通常の薬剤費用がかかります。
早めの治療が成功の鍵ですので、検査結果が出ていなくても、疑いがある時点ですぐに受診してください。
対処療法のみで時間が経って状態が悪くなってからだと、改善率がかなり悪くなります。
そして、悪くなってるからこそ早く治療を始めなければ、助けられる命が助けられません。
状態が悪くても、改善している子はたくさんいます。
諦めないで早く来院してください。
ステロイドやインターフェロン、イトラコナゾール、シクロスポリンで治療しているなら、こちらに治療に来てください。
他の病院で諦められた子達が多数救われています。
最近、受診当日にキャンセルする方が増えています。
他にFIPの治療を早く受けたい患者様が多数います。
1日のFIP治療の受診数は制限しているので、当日キャンセルはしないでください。
遠方の方の来院が増えております。一度は当院に来てもらわなければなりませんが、
もし通院が難しい方は、地元で経過を協力して診てもらえる病院があれば初診の来院後の経過観察(血液検査、画像診断など)はそちらの病院で診てもらい、
薬剤(内服)は郵送することも考えております。(注射薬は不可)
かかりつけ医によく相談をしてください。
うまく連携が取れない場合は治療に支障をきたすので、当院にて経過を診ることになります。
最近の円安事情により輸入している治療薬が値上がりしています。
当院でも今後価格の改正があると思いますが、御了承ください。
診療時間
診療時間 | 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 | 日曜日 | 祝日 |
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9:00~12:00 | 〇 | / | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
16:00~19:00 | 〇 | / | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | / | / |
休診日 火曜、日・祝午後(初診の方の受付は、午前は11:00まで、午後は18:00までの受付終了1時間前までとなっております。他の子を連れて来たことがある方も新しい子を連れてくるときは、初診枠でご予約をお願いします。 ●ネット予約なしでの来院の場合(再診の方)の最終受付時間は午前11:30まで、午後18:30までとなります。初診、再診とも最終受付時間を過ぎますと時間外料金がかかります。ご注意ください。)●混合ワクチン・狂犬病注射は平日・土曜日は17時まで日曜・祝日は10時までとなります。(診察時間外にアレルギー反応が出ても診察が出来ない為)